【内容】
実物標本による正確で精密な描画図を多数収載し、局所解剖にも十分対応できる内容となっています。今改訂では、全3巻を上・下2巻に濃縮し、使いやすいように工夫されました。意欲ある初心者には扱いやすく、解剖学を深めていった人には、知れば知るほど、その良さが実感できる書籍となっています。
上巻では、運動と感覚において重要な役割を担っている神経や、人体を構成し内臓を保護する骨格系(関節,靭帯を含む)、さらには筋系を扱っており、各器官の発生・発育過程を記述しているので、解剖学に関連する発生学などの知見がコンパクトにまとめられています。
- <目次>
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解剖学 序論
- A.人体の区分
- B.人体の一・方向用語
- C.人体の構成
- D.細胞
- E.組織
- F.ヒトの発生
- 1 骨格系
- Ⅰ.骨格系(総論)
- Ⅱ.脊柱
- A.椎骨の一般的形状
- B.各椎骨の特徴
- C.脊柱全体について
- Ⅲ.胸郭
- Ⅳ.上肢骨
- Ⅴ.下肢骨
- Ⅵ.頭蓋
- A.脳頭蓋
- B.顔面頭蓋
- C.頭蓋
- D.頭蓋骨の連結
- E.頭蓋泉門
- Ⅵ.関節と靱帯
- A.関節の分類
- B.滑膜性の連結(狭義の関係)
- C.頭蓋を構成する骨の連結
- D.脊柱、胸郭および頭蓋の連結
- E.上肢骨の連結
- F.下肢骨の連結
- 2 筋系
- Ⅰ.筋系総論
- Ⅱ.頭部の筋
- Ⅲ.頚部の筋
- Ⅳ.背部の筋
- Ⅴ.胸部の筋
- A.浅胸筋
- B.深胸筋
- C.横隔膜
- D.胸部の筋膜
- Ⅵ.腹部の筋
- A.前腹筋
- B.側腹筋
- C.腹筋の腱膜
- D.後腹筋
- E.腹筋の筋膜
- Ⅶ.骨盤の筋
- Ⅷ.会陰の筋
- Ⅸ.上肢の筋
- A.上肢帯の筋
- B.上腕の筋
- C.前腕の筋
- D.手の筋
- E.上肢の筋膜
- F.上肢の滑液包および腱鞘
- Ⅹ.下肢の筋
- A.下肢帯の筋
- B.大腿の筋
- C.下腿の筋
- D.足の筋
- E.下肢の筋膜
- F.下肢の滑液包および腱鞘
- ?.体表解剖学
- 3 神経系
- Ⅰ.神経系(総論)
- Ⅱ.脊髄
- Ⅲ.延髄・橋・中脳
- Ⅳ.小脳
- Ⅴ.間脳
- Ⅵ.終脳
- Ⅶ.中枢神経内の伝導路
- A.下行性(運動性)伝導路
- B.上行性(知覚性)伝導路
- C.自律神経系の投射路
- D.投射神経路の一般的性質
- Ⅷ.髄膜,脳室と脈絡叢,脳脊髄液
- Ⅸ.中枢神経系の発生
- Ⅹ.脳神経
- ?.脊髄神経
- ?.自律神経系
- A.交感神経系
- B.副交感神経系
- C.自律神経系の伝導路(自律神経末梢部)
- Index
- 日英ラ索引(日本語-よみがな-英語-ラテン語)
- 英日ラ索引(英語-日本語-よみがな-ラテン語)
【著者紹介】
金子 丑之助<原著>
金子勝治<改訂>
穐田真澄<改訂>